検査予約
内視鏡検査は事前の外来受診が必要です。まずはこちらよりご予約ください。
ウェブ予約大腸がんは、ステージIで診断できれば高い確率で完治を望める病気です。私たちは定期的な検査をすすめることで、地域の胃がん、大腸がんによる死亡を減らしたいと思っています。
がんの早期発見のため、みなさんに定期的に内視鏡検査を受けていただきたいと思っています。そのためにも、検査を受けるハードルを低くするべく、できるだけ痛みの少ない検査を目指しています。
内視鏡検査は2020年から2024年の内視鏡専属勤務中は常勤先・外勤先を合わせると胃カメラは年間約2500件を、大腸カメラは年約900件を1人で検査していたためこの期間に内視鏡技術の更なるスキルアップができたと自負しております。検査後に思っていたより苦しくなかったですとお声掛けいただいたり、私を指名して検査を受けに来てくださる方も次第に増えてきたことが大変励みになっており、より一層患者様に苦痛が少なく質の高い検査を提供できるよう努めなければという身の引き締まる気持ちで診療に取り組んでおります。
大腸の内視鏡検査ではまず始めに大腸の一番奥の盲腸まで挿入します。
大腸は肛門側から直腸・S状結腸・下行結腸・横行結腸・上行結腸・盲腸の順で挿入していきますが、この際にS状結腸と横行結腸は身体に固定されていない為、そのままカメラを進めてしまうと大腸を伸ばしてしまい痛みがでてしまいます。これを伸ばさずに挿入するのに高い技術が必要です。当院では大腸を伸ばさずに患者様の苦痛を最小限にする為、挿入時は送気は行わず大腸のひだを折りたたみながら屈曲部を直線化して最終到達部の盲腸まで挿入します。
大腸の内視鏡検査で患者様が苦痛をともなう場合は大きくは2つの状態で起きています。ひとつは挿入時に大腸を大きく伸ばしてしまう場合と、もうひとつは内視鏡を抜去し観察を行う際に腸管を送気で膨らませ過ぎてしまう場合です。観察時間が長くなれば送気量も多くなりお腹の痛みや張りの原因となりますが、観察時間が短すぎると病変の見落としのリスクが高まります。当院での大腸検査の挿入時間は患者様により様々ですが、早ければ1分程度からで平均3〜4分程度ですが、肝心の観察時間は十分な時間をかけて行っておりますので全体の検査時間としては少し長めに取っています。十分な観察を行うために送気と脱気を繰り返し腸管の拡張を適宜調節を行う事で観察精度を高めるとともにお腹の張りを最小限にする様努めております。
更に当院では組織への吸収が早いCO2ガスでの送気を行っているため検査中や検査後のお腹の痛みや張り等の症状が従来の空気での送気と比較して大きく軽減されます。
1割負担 | 3割負担 | |
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観察のみ | 約2,500円 | 約7,500円 |
生検検査あり※ | 約3,000~5,000円 | 約10,000~16,000円 |
ポリープ切除あり | 約7,000~12,000円 | 約20,000~33,000円 |
検査の大まかな流れになります。詳細は事前の外来受診の際にご説明します。
夕食は午後8時までに済ませてください。夕食後に処方された下剤を内服してください。お水、お茶は夜間も摂取いただけます。
腸管洗浄液を検査当日の指定の時間から、約2時間かけ数回に分けて飲んでいただきます。
糖尿病治療中の患者様は当日朝の内服やインスリン注射はお控えください。
検査時間は約20分~30分程です。指示に従い検査を受けてください。
検査終了後は、休憩室で休んでいただき、その後、医師より検査結果の説明があります。
※生検(組織検査)を行なった場合の結果は約2週間後になります。
当院では、鎮静剤を使用し、できるだけ痛みや不快感を感じさせないよう配慮しています。リラックスした状態で検査を受けることができますので、安心してご相談ください。
検査自体は約20~30分ほどで終了しますが、準備や説明、鎮静剤の効果を見ながら安全に進めるため、クリニックでの滞在時間は2〜3時間ほどを見込んでください。院内下剤をご希望の場合は、さらに滞在時間は長くなります。詳しくは大腸カメラの事前診察時にご確認ください。
はい、検査前日は食事内容が制限されます。低繊維質の食事を摂るようにし、検査当日は絶食が必要です。前日には指定の下剤を服用し、腸内をしっかりと空にしておく準備を行います。
鎮静剤を使用した場合は、検査後はしばらく休んでからの帰宅となります。また、当日は車の運転を避け、無理せずお過ごしください。食事も医師の指示に従って再開してください。
はい、その場で切除が可能です。切除したポリープは病理検査に回し、良性かどうかを確認します。検査後に詳しい結果をご説明します。
鎮静剤を使用せずに検査を行うことも可能です。ただし、痛みや不快感を強く感じることがあるため、鎮静剤の使用をお勧めしています。ご希望があれば、事前にご相談ください。
検査前には腸を空にするための下剤を服用していただきます。事前に指定の食事や飲み物に注意していただくことも重要です。詳しい準備方法は、大腸カメラの事前診察時にご説明します。
検査後はガスやお腹の張りを感じることがありますが、通常は数時間で改善します。ポリープを切除した場合は、数日間飲酒や激しい運動を控えるよう指導させていただきます。
はい、症状があり医師が検査を必要と判断した場合、大腸カメラは保険適用となります。また、検査中にポリープが見つかり、その場で切除を行う場合も保険が適用されます。ただし、症状がなく健康診断や希望での検査の場合は自費診療となることがあります。詳細はご相談ください。
一般的には、3~5年ごとに大腸カメラ検査を受けることが推奨されています。ただし、ポリープを切除した場合は再発リスクを考慮し、1~3年ごとに定期的に検査を受けることが勧められます。医師と相談し、個々のリスクに応じた適切な検査間隔を決めることが大切です。
当院では、院内で下剤を服用するか、自宅で下剤を飲んでから来院するかを選択いただけます。どちらが適しているかは、大腸カメラの事前診察時にご相談ください。ご自身の生活スタイルや体調に合わせてご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。
症状がある場合、大腸カメラや胃カメラは保険診療の対象となります。しかし、症状がない場合や健康診断目的で大腸カメラと胃カメラを同時に受ける場合、大腸カメラ、胃カメラ検査は自費診療となることが一般的です。また、症状がない場合でも、大腸カメラでポリープ切除を行った場合は大腸カメラ検査は保険適用になります。一方、その際の胃カメラ検査は保険適用にならない可能性が高いため、事前に医師とご相談ください。