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腸内フローラ検査とは、腸内に生息する様々な種類の細菌のバランスを調べる検査です。
人の腸内には約100兆個もの細菌が生息しており、これらは「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分類されます。これらの腸内細菌は、腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼ばれる独自の生態系を形成しており、消化吸収のサポート、免疫機能の調整、ビタミンの生成など、健康に重要な役割を果たしています。
腸内フローラのバランスが崩れると、便秘や下痢、腹痛などの消化器症状だけでなく、アレルギー、肥満、糖尿病、メンタルヘルスの不調など、さまざまな体調不良や病気に関係することがわかっています。そのため、腸内フローラの状態を把握することは、健康管理や病気の予防において非常に重要です。当院では、この腸内フローラ検査を通じて、患者様の腸内環境を詳細に分析し、個々の健康状態や体質に合わせた対策を提案します。
腸内フローラ検査によって、以下のような情報が得られます。
腸内の細菌は大きく3つに分類されます。善玉菌は健康維持をサポートする働きを持ち、腸内環境を整える役割があります。一方、悪玉菌は有害物質を生成し、腸内環境を悪化させる原因となることがあります。日和見菌は通常は大きな影響を与えませんが、腸内環境が悪化すると有害な働きをすることがあります。これら3つの菌のバランスが適切に保たれているかを確認することで、腸内の健康状態を評価できます。
腸内フローラの多様性は、腸内細菌の種類や数の豊かさを示します。多様性が高いほど腸内環境が安定し、健康に良い影響を与えるとされています。多様性が低下すると、消化機能の低下や慢性的な炎症のリスクが高まることがあり、腸内の多様性を知ることで、予防的な対策が可能になります。
腸内フローラの状態は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病リスクとも関連しています。特定の腸内細菌が増減することで、これらの疾患のリスクが高まることがあるため、腸内環境の改善が予防につながる可能性があります。
近年、腸と脳の関係が注目されており、「腸脳相関」という考え方が広まっています。腸内フローラのバランスが崩れると、不安感やうつ症状、ストレス耐性の低下など、メンタルヘルスに影響を及ぼすことが報告されています。腸内環境を整えることで、精神的な健康の改善が期待できる場合もあります。
腸内フローラ検査の結果に基づき、どのような食事や生活習慣が最適かを具体的に提案することが可能です。プロバイオティクス(有益な菌を含む食品)やプレバイオティクス(腸内細菌の餌となる食品)の摂取、適切な運動、ストレス管理など、効果的な腸内環境改善策を個別にアドバイスいたします。
腸内フローラ検査の費用は、19,800円(税込)となります。検査は自費診療となり、健康保険の適用外です。検査により得られる情報は、今後の健康管理に役立てるための貴重なデータとなります。検査結果が出るまでには、通常2〜3週間かかります。当院の腸内フローラ検査では、医師による診察、お薬の処方さらに、検査後には、個別の結果に基づいたカウンセリングを行い、今後の治療や生活改善のアドバイスも行っております。当院の腸内フローラ検査は、Mykinso Proを取り扱いしております。
当院では、腸内フローラ検査のご予約を以下の方法で受け付けています。
腸内フローラ検査は、日々の健康を見直すための有効な手段です。腸内の状態を知ることで、適切な対策を講じ、より健康的な生活を送るサポートをさせていただきます。検査をご希望の方は、ぜひ当院にお問い合わせください。スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。