診療案内
予防接種

予防接種のご案内

当院では、さまざまな感染症の予防接種を提供し、地域の皆様の健康をサポートしています。予防接種は、重篤な病気の発症を防ぐために重要な役割を果たします。特に高齢者や持病をお持ちの方は、適切な時期に予防接種を受けることで、重症化リスクを大幅に減らすことができます。
現在、当院で対応している予防接種は、以下の4種類です。すべての予防接種は、お電話での予約が必要です。ご希望の方は、事前にご連絡のうえご予約をお願いいたします。

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ワクチンの種類

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肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌感染症は、特に高齢者に多く見られ、肺炎をはじめ、髄膜炎や敗血症などを引き起こすことがあります。肺炎球菌ワクチンは、65歳以上の方や、慢性疾患をお持ちの方に推奨されており、一度の接種で長期間の免疫効果が期待できます。

対象:65歳以上の方、基礎疾患をお持ちの方
接種方法:1回の接種
効果:肺炎球菌による感染症を予防し、特に重症化を防ぐ効果があります。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)にかかったことのある人が、ウイルスの再活性化によって発症する疾患です。帯状疱疹は、皮膚の痛みや発疹を伴い、重症化すると帯状疱疹後神経痛が残ることがあります。帯状疱疹ワクチンは、50歳以上の方に推奨され、発症のリスクや重症化を大幅に軽減します。

対象:50歳以上の方
接種方法:1回または2回の接種(ワクチンの種類によって異なります)
効果:帯状疱疹の発症予防および症状の軽減、帯状疱疹後神経痛の予防効果があります。

RSウイルスワクチン(不活化ワクチン)

RSウイルスは、特に乳幼児や高齢者において重症の呼吸器感染症を引き起こすウイルスです。特に高齢者にとっては、肺炎や慢性呼吸器疾患の悪化を招くリスクが高いため、予防が重要です。RSウイルスワクチンは、60歳以上の肺炎の入院患者から検出された病原体で第5位というデータがあり、RSウイルス感染症およびインフルエンザで入院した患者さんのうち、肺炎はRSウイルス感染症では47.4%、インフルエンザでは25.8% というデータがでており、入院期間はRSウイルス群で平均30.0日、インフルエンザ群で平均15.2日で、入院まで至ってしまうと期間も長くなる可能性が高く、医療費も高額となり、サルコペニア(筋力低下)や認知機能の低下の進行の大きな原因となるためワクチンによる予防の意義があります。その中でも基礎疾患に慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)、糖尿病、喘息などをお持ちの方は罹患による入院比率が高いため予防の意義が高いです。 欧米の一部ではワクチンの助成が始まっている地域もあります。

対象:60歳以上の方
接種方法:1回の接種
効果:RSウイルス感染症の予防および重症化のリスク軽減
費用:28,000円

インフルエンザワクチン

毎年冬季に流行するインフルエンザは、特に高齢者や小児、持病のある方にとっては、肺炎や気管支炎を引き起こす可能性が高い病気です。インフルエンザワクチンを接種することで、感染予防や重症化のリスクを減らすことができます。接種時期は毎年10月~12月頃が推奨されていますので、流行期に備えて早めに接種をご検討ください。

対象:すべての年齢層(特に65歳以上の方や基礎疾患のある方に推奨)
接種方法:毎年1回接種
効果:インフルエンザの予防および重症化を防ぐ効果があります。
費用:3,500円

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界的に広がった感染症であり、特に高齢者や基礎疾患のある方では重症化のリスクが高いとされています。新型コロナウイルスワクチンは、感染や重症化を防ぐ効果があります。厚生労働省や練馬区の指針に基づき、安全かつ効果的な接種を行います。

対象および費用
65歳以上の方:令和6年10月1日~令和7年3月31日まで2,500円(練馬区助成)
詳細は、練馬区のホームページをご確認ください。(https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/yobo/vaccination_covid/r6.html
65歳未満の方:15,000円(非助成)
使用するワクチン:ファイザー コミナティ
接種方法:初回接種および追加接種(ブースター接種)
効果:新型コロナウイルス感染症の予防および重症化のリスクを軽減します

予約について

当院での予防接種は、すべて電話での予約制となっています。ご希望の方は、事前に当院へお電話いただき、接種のご予約をお願いいたします。接種時期や詳細なスケジュールについても、電話でご案内いたします。

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