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吐き気

吐き気と嘔吐とは?
吐き気は、嘔吐しそうになる不快な感覚で、めまい、腹部の不快感、食欲不振を伴うことがあります。
嘔吐は、胃の強い収縮によって胃の内容物が口から押し上げられる現象です。時には1メートル以上飛ぶほど強い嘔吐(噴出性嘔吐)もあります。嘔吐は胃の内容物を外に出すことで一時的に吐き気を和らげることがありますが、非常に不快であることが多いです。

嘔吐の種類と症状
吐血: 血を含む嘔吐物は赤色、消化された血液はコーヒーかす状の色。
胆汁混じり: 苦味があり、黄緑色の嘔吐物。
逆流: 腹部の収縮や吐き気を伴わない嘔吐。

合併症
誤嚥(ごえん): 嘔吐物が肺に入ることで肺の刺激や感染を引き起こす。
食道の裂傷(マロリー-ワイス症候群など): 強い嘔吐で食道の粘膜が裂けることがある。
脱水と電解質異常: 嘔吐による水分とミネラルの喪失。
低栄養と体重減少: 慢性的な嘔吐で栄養不良や代謝異常が起こることがある。

吐き気と嘔吐の原因
主な原因は、消化管や脳の病気、または摂取した物質が関与しています。
一般的な原因: 胃腸炎(消化管の感染症)、薬(アルコール、オピオイド、化学療法薬など)、毒性物質。
その他の原因: 脳や中枢神経系の病気(片頭痛、脳腫瘍など)、乗り物酔い、代謝異常(妊娠初期、糖尿病、肝不全など)、精神障害(過食症など)、周期性嘔吐症候群。
診断の必要性と警戒すべき症状
以下の症状がある場合、早急な受診が必要です。

警戒すべき症状: 脱水症状、持続する腹痛、意識レベルの低下、血を吐く、頭部外傷歴がある場合。
受診の目安: 嘔吐が24〜48時間以上続く、または水分補給ができない場合。

医師の診断方法
医師は症状と病歴を確認し、必要に応じて身体診察と検査(妊娠検査、血液検査、尿検査)を行います。嘔吐の原因が明確でない場合や症状が重い場合、さらに詳細な検査が必要になることがあります。

吐き気と嘔吐の治療法
症状の治療: 清澄液や経口補水液で水分補給を行い、症状が軽減するか確認します。脱水や電解質異常が著しい場合は輸液や静脈内投与が必要です。
制吐薬の使用: 吐き気を抑えるために、制吐薬が投与されます。

当院の対応について
当院では、経験豊富な医師が患者様の症状に応じて、最適な治療を提供いたします。
慢性の症状であれば、必要に応じて鎮静剤・鎮痛剤を使用して苦痛の少ない内視鏡検査も行うことも可能で安心して受診できる環境を整えております。
吐き気や嘔吐の症状でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

早期の診断と治療が症状の改善に重要です。当院では、的確な診断と効果的な治療を提供し、皆様の健康をサポートいたします。

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