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消化器

みぞおちの痛みが気になる方へ

みぞおち(上腹部)の痛みは、多くの方が経験する症状ですが、原因はさまざまです。当院では消化器内視鏡専門医が胃カメラや超音波検査などで原因を丁寧に調べ、適切な治療を行います。みぞおちの痛みは我慢してしまう方も多いですが、早めに原因を特定することが大切です。

セルフチェック

□ 空腹時にみぞおちが痛む
□ 食後にみぞおちが痛む
□ 痛みが背中まで広がる
□ 黒い便が出た
□ 生ものを食べた後に急に痛くなった
□ お酒をよく飲む
□ 鎮痛薬を常用している
□ ストレスが多い環境にいる

この症状から考えられる病気

胃潰瘍

胃の粘膜が深くえぐれた状態です。食後にみぞおちの痛みが出やすいのが特徴で、ピロリ菌感染や鎮痛薬(NSAIDs)の常用が原因となることが多いです。ストレスが加わると悪化しやすく、黒い便や吐き気を伴うことがあります。出血を伴う場合はめまいやふらつきが出ることもあり、早急な対応が必要です。

十二指腸潰瘍

十二指腸の粘膜がえぐれた状態で、空腹時や夜間にみぞおちの痛みが出やすく、食事をとると一時的に楽になるのが特徴です。20〜40代の比較的若い方にも多く発症します。ピロリ菌感染が主な原因であり、除菌治療によって再発を大幅に予防することができます。

アニサキス症

生の魚介類を食べた数時間後に、みぞおちに激しい痛みが起こります。サバ・イカ・サーモン・アジなどの刺身を食べた後に発症することが多く、のたうち回るような強い痛みと吐き気・嘔吐を伴います。胃カメラでアニサキスを確認し、その場で鉗子を使って除去することで速やかに症状が改善します。

胃がん

みぞおちの鈍い痛みや不快感が続く場合、胃がんの可能性も考えられます。50歳以上の方、ピロリ菌感染歴のある方はリスクが高くなります。体重減少や食欲不振、貧血を伴う場合は早めの検査が重要です。早期の胃がんは自覚症状が乏しいため、定期的な胃カメラ検査が早期発見の鍵となります。

膵炎

膵臓の炎症で、みぞおちから背中にかけての痛みが特徴です。お酒をよく飲む方に多く、食後(特に脂肪分の多い食事の後)に悪化することがあります。前かがみになると痛みが和らぐことがあります。当院では超音波検査と血液検査(膵酵素:アミラーゼ・リパーゼ)で初期評価を行います。精密検査が必要な場合は、専門の医療機関をご紹介いたします。

こんなときは早めに受診してください

  • 痛みが激しく我慢できない
  • 黒い便や吐血がある
  • 生ものを食べた後に急に痛くなった(アニサキスの可能性)
  • 体重が急に減ってきた
  • 発熱を伴う腹痛がある
  • 鎮痛薬を常用していてみぞおちが痛む

原因を調べるための検査

胃カメラ検査

食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察し、潰瘍やがん、アニサキスの有無を確認します。出血があれば内視鏡で止血処置も可能です。

血液検査

炎症の程度、貧血、肝機能、膵酵素(アミラーゼ・リパーゼ)、ピロリ菌抗体などを調べます。

腹部超音波検査

胆嚢・膵臓・肝臓など胃以外の臓器の異常を確認します。胆石や膵臓の腫れなどもチェックできます。

よくある質問

Q.みぞおちの痛みが時々あるのですが、受診すべきですか?

A.繰り返す痛みは胃潰瘍や十二指腸潰瘍の可能性があります。特に黒い便が出た場合や鎮痛薬を常用している場合は早めに受診してください。胃カメラで原因を調べることができます。

Q.アニサキスはどのように治療しますか?

A.胃カメラで胃壁に刺さったアニサキスを直接除去します。除去後は速やかに痛みが改善します。生の魚介類を食べた後に激しいみぞおちの痛みが出た場合は、すぐにご連絡ください。

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