げっぷが多くて気になる方へ
げっぷが頻繁に出て困っている方は少なくありません。食後に何度もげっぷが出る、酸っぱいげっぷが上がってくるといった症状は、消化器の病気が隠れているサインかもしれません。げっぷは生活の質を低下させる症状ですので、お気軽にご相談ください。
セルフチェック
この症状から考えられる病気
逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流することで、酸っぱいげっぷや胸焼けが出ます。食後や横になったときに悪化しやすく、肥満傾向の方、脂っこい食事が多い方に多くみられます。長期化すると食道粘膜の変化(バレット食道)につながることもあるため、早めの治療が大切です。胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬)で症状の改善が期待でき、多くの方が楽になります。
呑気症(空気嚥下症)
無意識に大量の空気を飲み込むことで、げっぷやお腹の張りが頻繁に起こる状態です。早食いの方、ガムをよく噛む方、緊張しやすい方に多い傾向があります。デスクワークでうつむいた姿勢が続く方にもみられます。ストレスが関与していることも多く、食事の仕方の改善(ゆっくりよく噛んで食べる)やストレス管理が効果的です。胃カメラで他の病気がないことを確認した上で診断します。
機能性ディスペプシア
胃カメラで異常がないのに、げっぷ、胃もたれ、食欲不振が続く状態です。胃の動きが鈍くなる(胃排出遅延)ことや胃の知覚過敏が原因と考えられ、ストレスや不規則な生活、睡眠不足で悪化しやすい傾向があります。消化管運動改善薬や酸分泌抑制薬、漢方薬(六君子湯など)で治療します。生活リズムの改善も重要です。
こんなときは早めに受診してください
- げっぷに加えて胸焼けが続く
- 食欲が落ちている
- 体重が減ってきた
- 食べ物が飲み込みにくい
- みぞおちの痛みがある
- 症状が数週間以上続いている
- 市販の胃薬で改善しない
原因を調べるための検査
胃カメラ検査
食道・胃の粘膜を直接観察し、逆流性食道炎や胃炎、バレット食道、がんの有無を確認します。当院では鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査が可能です。
腹部超音波検査
胃以外の臓器(肝臓・胆嚢・膵臓)に異常がないか確認します。胆石が原因でげっぷや腹部膨満感が出ることもあります。
血液検査
ピロリ菌抗体、肝機能、膵酵素などを調べ、症状の原因を幅広く評価します。
よくある質問
Q.げっぷだけで受診してもいいですか?
A.はい、げっぷが頻繁に続く場合は逆流性食道炎や機能性ディスペプシアなどが隠れていることがあります。胃カメラで確認しておくと安心です。お気軽にご相談ください。
Q.げっぷを減らすにはどうしたらいいですか?
A.ゆっくりよく噛んで食べること、炭酸飲料やガムを控えること、食後すぐに横にならないことが有効です。逆流性食道炎が原因の場合は胃酸を抑える薬で大きな改善が期待できます。脂っこい食事やアルコール、カフェインを控えることも効果的です。
Q.げっぷとストレスは関係がありますか?
A.はい、呑気症(空気嚥下症)ではストレスや緊張が空気を飲み込む原因となります。また機能性ディスペプシアでもストレスが症状を悪化させます。まずは胃カメラで器質的な異常がないかを確認した上で、生活習慣の改善やストレス管理に取り組みましょう。