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消化器

横腹・下腹部の痛みが気になる方へ

横腹や下腹部の痛みは、腸の病気が原因となることが多い症状です。腹痛の場所(左右の違い)や痛み方の特徴は、原因を絞り込む重要な手がかりとなります。当院では消化器内視鏡専門医が大腸カメラや超音波検査で原因を詳しく調べ、適切な治療を行います。

セルフチェック

□ 左下腹部が痛む
□ 右下腹部が痛む
□ 便秘や下痢を伴う
□ 排便すると痛みが和らぐ
□ 発熱がある
□ 血便がある
□ 痛みが数日以上続いている
□ 突然の激しい腹痛がある

この症状から考えられる病気

大腸憩室炎

大腸の壁にできた袋状のくぼみ(憩室)に炎症が起こる病気です。左下腹部の痛みと発熱が典型的な症状で、便秘がちな方、食物繊維の摂取が少ない方に多くみられます。高齢の方では右側の大腸に憩室ができることもあり、その場合は右下腹部の痛みとして現れます。血液検査と超音波検査で診断し、軽症であれば抗菌薬の内服で治療します。重症化した場合は入院治療が必要になることもあるため、早めの受診が大切です。

虚血性大腸炎

大腸の血流が一時的に低下し、粘膜に炎症や潰瘍が起こる病気です。左側の腹痛が突然現れ、その後に下痢や血便を伴うのが特徴です。高血圧や動脈硬化のある中高年の方、便秘がちな方に多くみられます。多くは保存的治療(安静・食事制限・点滴)で1〜2週間で改善しますが、大腸カメラで粘膜の状態を確認することが重要です。

便秘

腸内に便が溜まることで下腹部の痛みや張りが出ます。排便すると楽になるのが特徴です。水分摂取が少ない方、運動不足の方、食物繊維の摂取が少ない方に多くみられます。便秘を放置すると憩室症のリスクも高まるため、早めの改善が大切です。

過敏性腸症候群(IBS)

検査で異常がないのに、腹痛と便通異常(下痢・便秘)を繰り返す病気です。ストレスや緊張で症状が出やすく、排便後に痛みが和らぐ傾向があります。通勤中や大事な場面で症状が出ることが多く、生活の質に大きく影響します。食事療法・薬物治療・ストレス管理を組み合わせて対処します。

こんなときは早めに受診してください

  • 激しい腹痛が続く
  • 発熱を伴う腹痛がある
  • 血便が出た
  • 痛みが日に日に強くなる
  • 体重減少や食欲不振を伴う
  • 女性特有の疾患が疑われる場合は、専門の医療機関をご紹介いたします
  • 泌尿器科的な疾患が疑われる場合は、専門の医療機関をご紹介いたします

原因を調べるための検査

大腸カメラ検査

大腸の内部を直接観察し、憩室、ポリープ、がん、炎症、虚血性変化の有無を確認します。

腹部超音波検査

腸管の壁の肥厚や周囲の炎症、膿瘍の有無を確認します。

血液検査

炎症の程度(白血球数・CRP)、貧血の有無を調べます。

レントゲン検査

便やガスの分布、腸の拡張がないかを確認します。

よくある質問

Q.左下腹部が時々痛むのですが、大腸カメラを受けるべきですか?

A.繰り返す左下腹部の痛みは大腸憩室炎やIBSの可能性があります。特に50歳以上の方、血便がある方、発熱を伴う方は大腸カメラと超音波検査をおすすめします。まずは診察で緊急性を判断いたしますので、お気軽にご来院ください。当院では超音波検査を用いた迅速な初期評価が可能です。

Q.下腹部痛と便秘は関係がありますか?

A.はい、便秘が原因で下腹部痛が起こることは非常に多いです。ただし、大腸がんでも同様の症状が出ることがあるため、症状が長引く場合や50歳以上で初めての症状の場合は大腸カメラで確認しておくと安心です。便秘の治療で腹痛も改善されることが多いので、お気軽にご相談ください。当院では便秘の原因に応じた適切な治療を行います。

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