大腸カメラ検査

大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡)

大腸がんは早期(ステージI)で発見できれば、高い確率で完治が期待できる病気です。しかし、初期の段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに静かに進行してしまうケースが少なくありません。進行してから見つかると治療の選択肢が限られてしまうことがあるため、早期発見が何よりも大切です。「もっと早く検査を受けていればよかった」という後悔の声を、私たちは日々の診療の中で幾度となく耳にしてきました。かわい内科胃と大腸内視鏡クリニック上石神井の院長は、「大腸カメラ検査による早期発見で、一人でも多くの方の命を守りたい」という強い想いで内視鏡診療に取り組んでいます。

大腸カメラ検査を行う内視鏡専門医

当院の大腸カメラ検査の特徴

① 専門医が全例を担当(年間約900件の実績)

大腸カメラ検査は全例消化器内視鏡専門医の院長が担当。2020年から2024年にかけて内視鏡業務に専属で従事し、年間約900件の実績。小さなポリープや粘膜の微細な色調変化も見逃さない丁寧な観察を行います。

② 鎮静剤+鎮痛剤でウトウト状態の検査

鎮静剤と鎮痛剤の2種類を併用。多くの患者さまから「気がついたら終わっていた」「まったくつらくなかった」とのご感想をいただいています。体格・年齢・体質・検査経験などを総合的に判断しきめ細かく調整。モニターで脈拍・血圧・血中酸素濃度を常時監視しています。

③ 最新の内視鏡システム(オリンパス社製/NBI搭載)

NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)搭載で粘膜表面の微細な血管パターンや組織構造変化を鮮明に映し出します。早期病変やごく小さなポリープの発見に役立ちます。

④ 日帰りポリープ切除(コールドスネア・ホットスネア・EMR対応)

検査中にポリープが見つかればその場で安全に切除可能。コールドスネアポリペクトミー、ホットスネアポリペクトミー、EMRなど複数の切除法に対応。日帰りで処置が完了し、入院の必要はありません。切除したポリープは病理検査へ提出し、結果は後日ご来院のうえご説明します。

⑤ 下剤は自宅でも院内でも選べます

ご自宅での服用は慣れた環境でリラックスしながらマイペースに準備可能。院内の場合はプライバシーに配慮した個室前処置室でスタッフがそばにいる安心感のもと服用いただけます。

⑥ CO2送気でお腹の張りを軽減

炭酸ガス(CO2)を使用。空気に比べて水に溶けやすく、速やかに吸収され肺から呼吸を通じて自然排出。検査後のお腹の張りが大幅に軽減されます。

⑦ 個室前処置室を完備

壁で区切られた完全個室。トイレも近くに配置。特に女性の患者さまにとって、人目を気にせず準備の時間を過ごせることは大きな安心につながります。

大腸カメラ検査をおすすめする方

排便時に出血がある方(便に血が混じる方、トイレットペーパーに血がつく方)
健康診断の便潜血検査で陽性(要精密検査)と指摘された方
腹痛を繰り返したり、長期間にわたって続いたりしている方
便秘や下痢が慢性的に続く方、便が以前より細くなったと感じる方
原因がはっきりしない貧血を指摘された方
最近、特に思い当たる理由がないのに体重が減っている方
以前ポリープを指摘されたことがある方(定期的な経過観察が大切です)
40歳以上で大腸カメラ検査を一度も受けたことがない方
ご家族(血縁者)に大腸がんにかかった方がいらっしゃる方

大腸カメラでわかる主な疾患

大腸ポリープ

大腸の粘膜にできるイボのような隆起物。多くは良性ですが一部(特に腺腫性ポリープ)は放置するとがんに変化する可能性があります。検査中に発見した場合、その場で切除可能です。

大腸がん

日本人のがんの中で罹患数が非常に多いがんの一つ。定期的な大腸カメラ検査が早期発見への最大のカギです。初期には自覚症状がほとんどありません。

大腸憩室

大腸の壁の一部が外側に袋状にふくらんだ状態。加齢とともに増える傾向があります。多くは無症状ですが炎症(憩室炎)や出血を起こすことがあります。

過敏性腸症候群(IBS)

ストレスや自律神経の乱れを背景に腹痛・下痢・便秘・膨満感などを繰り返す機能性疾患。大腸カメラで器質的な異常がないことを確認することが正しい診断の第一歩です。

潰瘍性大腸炎・クローン病

大腸や消化管の粘膜に慢性的な炎症が生じる疾患で国の指定難病。血便・粘液便・下痢・腹痛・発熱などが特徴。大腸カメラによる直接観察と組織検査(生検)が確定診断に欠かせません。

当院の挿入技術について

大腸カメラ検査がつらいと感じる最大の原因の一つは、内視鏡を挿入する際に大腸が引き伸ばされることにあります。当院では、空気を送り込まずに大腸のひだを一つひとつ丁寧に折りたたみながらカメラを奥へ進めていく独自の挿入技術を採用しています。大腸を伸ばすのではなく、むしろ手前に畳み込むようにして進むため、腸壁への負担が格段に少なくなります。挿入時間は平均3〜4分、内視鏡が入りやすい方の場合は1分ほどで大腸の最深部(盲腸)まで到達することもあります。「速く入れて、じっくり見る」――これが当院の大腸カメラ検査の基本方針です。

検査費用

検査内容 1割負担 3割負担
観察のみ 約2,500円 約7,500円
生検(組織検査)あり 約3,000〜5,000円 約10,000〜16,000円
ポリープ切除あり 約7,000〜12,000円 約20,000〜33,000円

※上記はあくまで目安。使用する薬剤や検査中の処置内容により費用は変動します。

よくある質問

Q大腸カメラ検査は痛いですか?

A鎮静剤と鎮痛剤を併用しますので、ほとんどの方が痛みを感じることなく検査を終えられます。さらに空気を送らずに大腸を折りたたむ挿入技術により、挿入時の苦痛も最小限です。過去の検査でつらい経験をされた方にも、負担の少ない検査を受けていただけます。過去の検査で痛みのために最後まで挿入できなかった方でも、強い痛みを伴わずに最深部まで到達できたケースが少なくありません。

Q検査時間はどのくらいですか?

A検査そのものは10〜20分程度です。内視鏡の挿入は平均3〜4分と短く、残りの時間で腸壁を隅々まで丁寧に観察します。ポリープ切除を行う場合は処置の分だけ少し延びることがあります。

Qポリープが見つかったらどうなりますか?

A10mm以下の小さなポリープは、ポリープの大きさに応じた適切な方法でその場で安全に切除します。入院の必要はなく、その日のうちにお帰りいただけます。切除したポリープは病理検査に提出し、3〜4週間後に結果のご説明でご来院いただきます。なお、切除後の傷が大きくなり入院での経過観察が必要と判断されるような大きなポリープの場合は、安全を最優先に考え、入院設備のある医療機関にご紹介させていただくことがあります。

Q検査後すぐに帰れますか?

A鎮静剤を使用するため、検査後15分ほどリカバリールームでお休みいただきます。観察のみで組織を採取しなかった方は、ご希望があれば検査当日に結果をご説明します。生検やポリープ切除を行った方は、いずれにしても病理結果のご説明でご来院いただく必要があるため、原則として3〜4週間後の病理結果のご説明時に、検査結果とあわせてお伝えします。当日は車・バイク・自転車の運転はお控えください。

Q何歳くらいから受けるべきですか?

A一般的には40歳を過ぎたら一度は受けておくことをおすすめします。大腸がんは40歳頃から発症リスクが上がり始めます。ご家族に大腸がんの方がいる場合や気になる症状がある方は、年齢にかかわらず早めにご相談ください。

当院の鎮静の進め方

  • 事前に点滴を行います
  • 検査直前に鎮静剤を投与します
  • しっかり薬が効いていることを医師が確認してから検査を開始します

当院では、鎮静剤がしっかり効いていることを医師が確認してから検査を始めます。十分にリラックスしていただいた状態で開始することで、検査中の苦痛を抑えています。