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消化器

胃もたれ・胸焼けが気になる方へ

食後に胃が重い、胸がジリジリと焼けるような感覚が続くのはつらいものです。胃もたれや胸焼けは「よくある症状」として放置されがちですが、なかには治療が必要な病気が隠れていることがあります。

セルフチェック

□ 食後に胃が重く感じる
□ 横になると胸焼けが悪化する
□ げっぷが頻繁に出る
□ 酸っぱいものがこみ上げてくる
□ 脂っこい食事の後に症状が出やすい
□ 食欲が落ちている
□ 症状が2週間以上続いている
□ 市販の胃薬を飲んでも改善しない

この症状から考えられる病気

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流して粘膜に炎症を起こす病気です。横になったときや食後に胸焼けが強くなるのが特徴で、酸っぱいものがこみ上げる感覚やげっぷを伴います。肥満傾向の方、食事の量が多い方、食後すぐに横になる習慣のある方に多くみられます。加齢により食道と胃の境目の筋肉が緩むことも原因の一つです。

機能性ディスペプシア

胃カメラで明らかな異常が見つからないにもかかわらず、胃もたれや胃痛が続く病気です。ストレスを感じやすい方、生活リズムが不規則な方に多い傾向があります。食後のもたれ感、少し食べただけで満腹になる「早期満腹感」が特徴的です。胃の動きや知覚の異常が原因と考えられており、適切な治療で改善が期待できます。

慢性胃炎

胃の粘膜に慢性的な炎症が起きている状態です。ピロリ菌感染が主な原因で、中高年の方に多くみられます。胃もたれや食欲低下、軽い胃痛を伴うことがあります。ピロリ菌感染による慢性胃炎は放置すると胃粘膜の萎縮が進み、胃がんのリスクが高まるため、早めの検査と除菌治療が大切です。

胃がん

初期には胃もたれや軽い不快感だけのことがあり、症状だけで見分けることが難しい病気です。50歳以上の方、ピロリ菌感染歴のある方、ご家族に胃がんの方がいる場合はリスクが高くなります。体重減少や食欲不振、黒い便を伴う場合は注意が必要です。早期発見であれば内視鏡治療で完治できる可能性が高くなります。

こんなときは早めに受診してください

  • 症状が2週間以上改善しない
  • 市販薬を飲んでも効果がない
  • 体重が減ってきた
  • 黒い便が出た(胃からの出血の可能性があります)
  • 食事が摂れないほどつらい
  • 50歳以上で胃カメラを受けたことがない

原因を調べるための検査

胃カメラ検査

食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察し、炎症やポリープ、潰瘍、がんの有無を確認します。当院では鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査が可能です。必要に応じて組織を採取し、ピロリ菌の検査や病理検査を行います。

血液検査

ピロリ菌の抗体検査、貧血の有無、肝機能・膵酵素などを調べます。

腹部超音波検査

胃以外の臓器(肝臓・胆嚢・膵臓など)に原因がないか確認します。

よくある質問

Q.胃もたれが続いていますが、胃カメラを受けるべきですか?

A.2週間以上症状が続く場合は胃カメラ検査をおすすめします。特にピロリ菌感染歴のある方や50歳以上の方は、症状が軽くても一度検査を受けておくと安心です。

Q.市販の胃薬で様子を見ても大丈夫ですか?

A.一時的な症状であれば市販薬で改善することもありますが、症状が繰り返す場合は原因を調べることが大切です。逆流性食道炎や慢性胃炎は適切な治療で改善できますし、胃がんなどの重大な病気が隠れていることもあります。

Q.食事で気をつけることはありますか?

A.脂っこい食事やアルコール、カフェイン、チョコレートは胃酸の分泌を増やし症状を悪化させます。食後すぐに横にならない、腹八分目を心がける、就寝前3時間は食事を避けるなどの生活習慣の改善も有効です。

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