症状から探す

消化器

血便・下血が気になる方へ

トイレで血が混じった便や、排便時の出血を見つけると驚かれると思います。「痔だから大丈夫」と自己判断して放置するのは危険です。当院では消化器内視鏡専門医が大腸カメラで出血の原因を詳しく調べます。一度は検査で原因をはっきりさせることが大切です。

セルフチェック

□ 便に赤い血が混じっている
□ 排便時にペーパーに血がつく
□ 排便時に肛門に痛みがある
□ 粘液混じりの血便がある
□ 下痢を伴う
□ 腹痛がある
□ 便秘と下痢を繰り返している
□ 便が細くなった
□ 体重が減ってきた

この症状から考えられる病気

痔核(いぼ痔)

最も多い血便の原因です。排便時に鮮やかな赤い血がポタポタと出たり、ペーパーに付くのが特徴で、便自体に血が混じっていないことが多いです。便秘がちな方、長時間座ることが多い方、排便時に強くいきむ方に多くみられます。排便時の痛みや肛門の腫れを伴うこともあります。当院の肛門科で診察・治療が可能です。

大腸がん

大腸がんからの出血で血便が出ることがあります。直腸やS状結腸のがんでは鮮血〜暗赤色の血便が出やすく、便が細くなる、便秘と下痢を繰り返す、体重が減るなどの症状を伴うことがあります。50歳以上の方、ご家族に大腸がんの方がいる場合はリスクが高くなります。早期発見が非常に重要で、早期であれば内視鏡治療で完治が期待できます。

大腸ポリープ

大腸の粘膜にできるポリープから出血することがあります。自覚症状がないことも多いですが、大きくなると血便の原因になります。腺腫性ポリープは放置するとがん化する可能性があるため、大腸カメラでの発見と切除が重要です。ポリープは検査中にその場で切除できます。

虚血性大腸炎

大腸の血流が低下し、突然の左側の腹痛の後に下痢と血便が出るのが特徴です。高血圧や動脈硬化のある中高年の方に多く、便秘がきっかけで発症することもあります。多くは安静と食事制限で1〜2週間で改善します。

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる指定難病です。粘液混じりの血便と下痢が主な症状で、1日に何度もトイレに行く、腹痛を伴うといった特徴があります。20〜30代の若い方にも発症し、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。大腸カメラで診断し、適切な治療で症状をコントロールできます。

こんなときは早めに受診してください

  • 血便が続いている
  • 便が細くなった
  • 体重が減ってきた
  • 大量の出血がある場合は、救急医療機関を受診してください
  • 50歳以上で初めて血便が出た
  • ご家族に大腸がんの方がいる

原因を調べるための検査

大腸カメラ検査

大腸全体を直接観察し、出血源を特定します。ポリープが見つかった場合はその場で切除することも可能です。必要に応じて組織を採取し病理検査を行います。

血液検査

貧血の有無、炎症の指標(CRP・白血球数)を調べます。

肛門診察

痔核や裂肛の有無を視診・触診で確認します。直腸の病変は肛門診察でもある程度の情報が得られます。

よくある質問

Q.痔だと思って放置しても大丈夫ですか?

A.血便を痔だと自己判断して放置するのは危険です。大腸がんでも痔と似た症状が出ることがあり、自分では区別がつきません。一度は大腸カメラで確認することを強くおすすめします。

Q.血便があっても痛みがない場合は何が考えられますか?

A.痛みのない血便は大腸ポリープ、大腸がん、内痔核の可能性があります。痛みがないからといって安心はできません。むしろ痛みのない血便は大腸がんやポリープを疑う重要な所見ですので、大腸カメラ検査を受けてください。

関連ページ