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消化器

バレット食道

バレット食道は、胃酸の逆流により食道下部の粘膜が変化した状態です。自覚症状はほとんどありませんが、食道腺がんに進展するリスクがあるため、定期的な胃カメラによる経過観察が重要です。

セルフチェック

□ 長年、胸やけや呑酸がある
□ 逆流性食道炎と診断されたことがある
□ 肥満(BMI25以上)である
□ 喫煙習慣がある
□ 50歳以上の男性である
□ 飲み込みにくさを感じる

この病気について

原因・特徴

慢性的な胃酸の逆流(GERD)が最大の原因です。食道粘膜が繰り返しダメージを受け、酸に強い胃型の粘膜(円柱上皮)に変化します。肥満・喫煙・食道裂孔ヘルニア・長期の逆流性食道炎がリスク因子です。

症状

バレット食道自体に特有の症状はなく、逆流性食道炎の症状(胸やけ・呑酸・喉の違和感)が主な訴えとなります。無症状のまま進行することもあり、胃カメラでしか確認できません。

こんなときは早めに受診してください

  • 逆流症状が長年続いている
  • 飲み込みにくさや体重減少がある
  • 胸やけの治療中だが改善しない
  • 逆流性食道炎と診断されたことがある

検査・診断

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)

食道下部の赤みを帯びた胃粘膜様の変化(バレット粘膜)を確認します。NBI(狭帯域光観察)での精密観察や、必要に応じて生検を行いがん化の有無を確認します。

治療について

逆流のコントロール

プロトンポンプ阻害薬(PPI)やP-CABで胃酸を抑え、バレット粘膜のさらなる進展を防ぎます。自己判断で中止せず継続服薬が重要です。

生活習慣の改善

食後すぐ横にならない・就寝時に上半身を高くする・禁煙・適正体重の維持・節酒を実践し、逆流を軽減しましょう。

定期的な内視鏡検査

バレット食道から食道腺がんが発生する確率は年間約0.5〜1%です。定期的な胃カメラ(一般的に1〜2年に1回)で早期発見が可能です。

よくある質問

Q.バレット食道は必ずがんになりますか?

A.いいえ、ほとんどはがんに進行しません。食道腺がんの発生確率は年間0.5〜1%程度です。ただし定期的な内視鏡での経過観察が推奨されています。

Q.バレット食道は元に戻りますか?

A.胃酸の逆流をコントロールするとバレット粘膜が縮小する場合もありますが、完全に元に戻ることは難しいとされています。これ以上進行させないこと、定期的な検査でがん化を早期発見することが大切です。

Q.どのくらいの頻度で検査が必要ですか?

A.一般的に1〜2年に1回の胃カメラが目安です。バレット粘膜の範囲や生検結果に応じて検査間隔を調整します。医師と相談しながら定期検査を続けましょう。

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