大腸カメラ検査

痛くない大腸カメラの秘密

「大腸カメラは痛い」「つらかった」「もう二度と受けたくない」――過去に大腸カメラ検査でつらい体験をされた方からそんなお声を伺うことがあります。また、ご家族や友人の体験談を聞いて「怖いから受けたくない」「できれば避けたい」と検査そのものをためらっている方も少なくありません。しかし、大腸カメラの検査技術や鎮静の方法は近年めざましく進歩してきています。かわい内科胃と大腸内視鏡クリニック上石神井では、痛みや苦痛を限りなくゼロに近づけるために複数の工夫を組み合わせています。

苦痛の少ない大腸カメラ検査の様子

当院の特徴

① 鎮静剤+鎮痛剤でウトウト状態に

鎮静剤と鎮痛剤の2種類を組み合わせて使用。多くの患者さまがウトウトと心地よい眠りに近い状態のまま検査が終わります。検査中の記憶がほとんど残らないため、痛みや不快感の記憶が残りにくいのが特徴です。体格・年齢・体質・過去の検査経験などを総合的に考慮し医師が一人ひとり丁寧に調整。検査中はモニターで脈拍・血圧・血中酸素濃度を常時監視します。全身麻酔とは異なり、完全に意識がなくなるわけではありません。ウトウトとした心地よい眠りに近い状態で、検査中のつらさや痛み、不快感をほとんど感じなくなります。

② 大腸を伸ばさない挿入技術

大腸カメラで痛みを感じる最大の原因は内視鏡の挿入時に大腸が引き伸ばされることです。空気を送り込まずに大腸のひだを一つひとつ丁寧に折りたたみながらカメラを進めていく挿入技術を採用。腸を伸ばすのではなく手前に畳み込むようにして奥へ進む方法で、腸壁にかかるストレスが格段に減り痛みや不快感が大幅に軽減されます。挿入時間は平均3〜4分、内視鏡が入りやすい方の場合は1分ほどで大腸の最深部に到達することもあります。

③ CO2送気でお腹の張りを大幅軽減

当院では炭酸ガス(CO2)を使用。CO2は空気に比べて水に溶けやすく、速やかに体内へ吸収され肺から呼吸によって自然に排出されます。検査が終わる頃にはお腹の張りがほとんど気にならない程度まで解消されます。

④ ストレッチャーで寝たままリカバリーへ

検査終了後はストレッチャー(移動式ベッド)に横になったままリカバリールームへ移動。無理に起き上がったり歩いたりする必要は一切ありません。15分ほどゆっくりお休みいただきます。観察のみの方は、ご希望があれば当日に医師が結果をご説明します。当院ではリカバリースペースにゆとりを持たせた設計で、覚醒が不十分な状態で早めにお帰りいただくことはありません。

痛みを軽減するための4つの工夫のまとめ

当院の「痛くない大腸カメラ」は、単一の方法ではなく、4つの工夫を組み合わせることで実現しています。第一に鎮静剤と鎮痛剤の併用で意識と痛覚の両方にアプローチし、第二に大腸を折りたたむ挿入技術で物理的な痛みの原因を取り除きます。第三にCO2送気で検査後のお腹の張りを防ぎ、第四にストレッチャー移動で検査後の負担をなくします。これら4つの工夫が相乗的に作用することで、検査の最初から最後まで苦痛のない快適な体験を実現しています。

よくある質問

Q鎮静剤を使うと完全に意識がなくなるのですか?

A全身麻酔とは異なり、完全に意識がなくなるわけではありません。ウトウトとした心地よい眠りに近い状態で、検査中のつらさや痛み、不快感をほとんど感じなくなります。呼びかけには反応できる程度の軽い鎮静ですので、体への負担が小さく安全性にも優れた方法です。検査後も比較的短時間で意識が戻り、15分ほどお休みいただければ日常の会話ができる状態になりますのでご安心ください。

Q鎮静剤を使用した後の注意点はありますか?

A鎮静剤の影響が完全に抜けるまでに数時間かかることがあります。検査当日は車・バイク・自転車の運転はお控えください。また、当日は重要な判断を伴うお仕事や契約ごとも避けていただくと安心です。翌日以降は通常どおりの生活に戻っていただけます。

Q以前、他の医療機関でとても痛い思いをしました。それでも大丈夫ですか?

Aもちろん大丈夫です。過去の検査がつらかった方にこそ、ぜひ当院の検査を体験していただきたいと考えています。鎮静剤・鎮痛剤の併用、大腸を伸ばさない折りたたみ挿入技術、CO2送気の採用、ストレッチャーによるリカバリー移動など、複数の工夫を組み合わせて、以前とはまったく違う検査体験をご提供いたします。事前の外来でこれまでのご経験や不安な点をすべてお話しいただければ、お一人おひとりに合わせた最善の対策を講じてまいります。

リカバリー時間と拮抗薬の使用

検査後はリカバリー室で15分ほどお休みいただきます。まれに体調により、もう少しお休みいただく場合もあります。当院では、拮抗薬(鎮静剤を打ち消す薬)を使用するため、比較的早くお目覚めいただけるのが特徴です。